2023年2月上旬。ハワイの航空券を検索していたところ、2月後半の期間に「往復5万6千円〜」の文字が。「これは今行くしかない?!」初めてのハワイ、初めてのひとり旅。出発前の準備から現地での過ごし方、帰国まで、体験記をまとめました。
格安のハワイ往復航空券。いつから?どこで見つけた?
2023年2月1日。Googleで「ハワイ 航空券 安い」で検索したところ、Trip.comにて2月後半の日程で往復5万円台のチケットを発見。片道の間違いかと思い、数回日付と価格を確認したものの、何度見ても往復5万8千円。ちなみに航空会社は、JALグループのLCCであるZIPAIR(ジップエア)でした。
すぐには予約せず、一旦Trip.comの会員登録(無料)をして「価格アラート」というメールを受信して様子を見ることに。価格アラートのメールで5万7千円、5万6千円と日に日に安くなっていき、迷っているうちに値上げすることもあるので、まあ焦るわけで(笑)。再び往復5万6千円台に戻ったところで、いざ航空券を予約。会員登録をすると会員割引もありますよ。
予約手続き中に海外保険も申し込み、それでも合計5万9千円!!ZIPAIRは燃料代もかかりません。日付が1日ずれるだけで往復12万円台だったので、格安航空券で行きたい方は2月のカレンダーを細かくチェックしてみてください!
初めての海外ひとり旅。ハワイ旅行の出発前にすること
コロナの影響もあり、約5年ぶりの海外旅行。現地で1日一緒に行動する恋人が先にハワイに行くので、旅行前に必要な手続きを教えてくれました。自分で調べたことも含め、出発前の流れをここにまとめます。
私が出発前に行ったのは、主に以下の6つです!
- Expediaでホテル予約 ※Trip.comで合わせて予約するほうが安い場合も
- ESTA(エスタ)の申請 ※出発日の3日前まで
- ワクチン接種証明書アプリDL
- VeriFLYアプリのDL
- 世界データ定額申込み
- Visit Japan Webの登録 ※日本帰国時に必要なので現地登録でもOK
まずホテルを予約。Trip.comで航空券を予約するとホテルも安くなりますが、私の場合はExpediaの方が安かったのでそちらを利用しました。選ぶホテルによっても違うので、複数のホテルサイトを比較するのがおすすめです!
Expediaを選んだ理由は、①目当てのホテルの価格が安かった、②会員割引で平均15%オフ&アプリDLで10%オフ&クーポンで10%オフだった、③キャンセル無料プランがあった、この3点です。
帰国日が早朝のフライトだったので、私は空港に近い「パシフィックマリーナインエアポートホテル」を選択。キャンセル料無料プランと予約確定プランがあり、後者の方が少し安かったものの、他のサイトとも比較したかったのでキャンセル料無料プランを一旦予約しました。ちなみにExpediaのクーポンは期間でコードが変わるので、「Expedia クーポン」と検索して確認してみてください。
そんなこんなでいくらになったかというと、2023年2月時点では安くても1泊2万円以上(1室1〜2名。サービス料など除く)のホテルが多い中、リゾート料金や税などのサービス料も全て込みで1万9千円!!ありがたい…。ホテルの感想は別記事で紹介しています。
続いて「ESTA」と「ワクチン接種証明書」、「VeriFLY」の登録です。どれも公式で手順の説明があり、スマホで済みました。「ESTA」は、ビザを取得していない人が登録する必要のある電子渡航認証システムで、21ドル(2023/2/20時点)の申請料金がかかります。公式ページから簡単にできるので、パスポートを用意して行ってください。
「ワクチン接種証明書」は、アプリをDLしてマイナンバーカードとパスワードがあれば登録できます。
次に、アメリカン航空や、JAL運航の日本発の路線(行き先は要確認)を使用する方は、日本出国時に必要な「VeriFLY」を用意しましょう。搭乗手続きに必要な健康情報をまとめて登録できる、デジタル証明書アプリです。航空券の情報や顔写真を登録し、ワクチン接種証明書のアップロードをすると、陰性証明書とワクチン接種証明書、宣誓書(CDC)を一括できます。VeriFLYが使用できるかどうかは「利用する航空会社 VeriFLY」で検索してみてください!
続けて「世界データ定額」です。これは現地でスマホを使うのに必要で、auユーザーの方が対象になっています。私はUQモバイルを使っているので、Wi-FiやSIMカードを用意せずこちらを利用しました。初期設定をして、使用期間を予約すると自動でネットを使えるようになります。国によっては出発前に日本で申し込むと半額になるので、忘れずに予約しましょう!行き先によって価格が違うので確認してみてください。
最後に、日本帰国時に必要な「Visit Japan Web」の登録です。検疫や入国審査、税関申告の情報をまとめて行えます。現地での登録でも間に合いますが、私は早めに済ませたかったので日本で行いました。
こちらはアプリではないので、アカウントを作成して手続き後、スマホのホーム画面にブックマークしました。登録完了後は画面のスクショもとっておくと安心です。
LCCの注意点!荷物制限や機内サービスを確認しよう
ZIPAIRなどのLCCは、荷物制限が厳しいのは知られていますよね。ZIPAIRの場合、航空券の予約時に受託手荷物は有料とあったので、私は機内持ち込みの荷物で済ませることに。機内持ち込みの手荷物の制限は2つまでで、重量7kgまででした(2023年 2月時点)。荷物のサイズも決まっているので、航空会社の公式で確認してください。
私が持って行ったバッグは以下の4点です。
- 縦41cm、横34cmサイズのナイロン製リュック
- 縦17cm、横28cmサイズのミニショルダーバッグ(ボディバッグ)
- 服の下に着けられる100均の薄いウエストポーチ
- 布地の薄いエコバッグ
リュックの中身は、2泊4日なので3日分の服と下着、水着、ケアグッズ、コスメ、ミニタオル2枚とフェイスタオル1枚、折りたたみスリッパ、帽子、メガネなど。服は、1日目に着ていた薄手のタートルネックニットは現地で捨ててもいいものにしました。それに軽い素材のワイドパンツと襟付きのカーディガンのようなものを組み合わせ、その2つは現地の2日目でも活用。2月後半でハワイと東京の気温差は10度以上あったものの、日本ではタイツやヒートテックと合わせる想定で、基本的にはハワイ用に薄手のものを持って行きました。
衣類圧縮袋に服とタオル類、巾着袋に下着をまとめ、生理用品はリバーシブルで使えて洗濯できる布ナプキンを用意しました。汚れた場合も水洗いできるので1つ持っておくと便利です。それと、水着を着るので一応電気シェーバーも用意。顔にも使える棒状のコンパクトなものだと、ほぼかさばりません。そのほか、シャンプーやボディソープなどのケアグッズはかさばらないサンプルのみに。保湿クリームや化粧水などは小さいボトルやケースに入れ替え、透明のジッパーバッグにまとめました。
ミニショルダーバッグの中身は、リップクリームや日焼け止め、マスク、コインケース、ミニ鏡とクシ、ハンカチとティッシュ、常備薬、エコバッグ、空気枕など。日焼け止めは小さいボトルに入れ替え、薬はジッパー付き小袋を使用しました。機内持ち込み荷物が2個までだったので、チェックインの時はエコバッグにショルダーバッグとウエストポーチを入れ、無理やり2個に収めました(笑)。
最後に、服の下に着けられる薄手のウエストポーチです。
パスポートと現金、ボールペンを1本入れた薄手の長財布(100均)のみをこちらに入れました。ハワイに行ったことがないので、防犯として服の下に着けられるものを選びましたが、結果的にショルダーバッグに財布をまとめて使っていました。ただ、めちゃめちゃ薄いのでちょっと買い物に行く時にあると便利なことも。今後の海外旅行でも使えそうなので、用意して良かったです。
チェックインカウンターで重量をはかったところ、4kgいかないくらいでした。カバンの素材が全て軽いものだったのと、ヘアアイロンは諦め、現地でサンダルなどを買うようにしたのもあるかもしれません。ヘアアイロンは、ハンディのものを入れても良かったかも?
LCCでもう1つ気をつけたいのが、機内サービスです。
ZIPAIRの座席と機内食は事前に予約する必要があります。私は行きの機内食は購入期限が過ぎていたので予約できず。帰りの機内食だけ公式から予約し、行きは空港で買いました。機内に食べ物を持ち込めたので良かったですが、購入期限があるので早めの確認がおすすめです!そのほか、スリッパや空気枕などのアメニティも有料で付けられます。私は購入しませんでしたが、使いたい方は公式で購入期限を確認してください。
いざ出発!出国手続きの時間とハワイ入国の流れ
行きのフライトは成田空港第1ターミナル19:05発。16:30ごろに空港に着き、17:00ごろにZIPAIRのチェックインカウンターに行くと、長蛇の列が。結局17:40ごろにチェックイン完了。VeriFLYを提示して5分ほどで終わりました。チェックインは2時間以上は見た方が安心ですね。
そのあとダッシュで夜ご飯を買いに行き、保安検査に進み、出発の40分前くらいに全て完了。夜ご飯は保安検査後にも買い足しましたが、中では買えないものもあったので(笑)。本来は保安検査を優先してください。
ハワイ到着!空港からどれくらいで中心地に行ける?
約6時間45分のフライトで、現地時間の朝7:00ごろにダニエル・K・イノウエ国際空港に到着。パスポートを用意して2階の入国審査に進み、Visitor(旅行者)の列に並びます。平日の朝着でしたが、LCCというのもあってか日本人観光客が多く、審査を受けるまで30分ほどかかりました。予定があるなどで早く審査を終えたい方は、あらかじめ飛行機の前方席を予約しておき、入国審査も早めに並ぶのがおすすめです。
ちなみに、このとき入国審査の近くにあったトイレに寄ったのですが、荷物を置くスペースがないことにびっくり。2人以上の場合は誰かに荷物を見てもらうことができますが、ひとり旅の場合はS字フックなども持って行くと便利です。子供と入るときは、おむつ台などがあるファミリー用や車椅子用のトイレを利用するのがいいかと思います。
そんなこんなで入国審査の窓口でパスポートを出し、指紋と顔認証をして、入国の目的や職業などを聞かれて5分ほどで審査終了。その後1階に降りて、私は預け荷物がなかったのと、税関で申告をするものがなかったのでそのまま通過しました。
空港から中心地までは、市バスのThe BUSを使う予定だったのでまた2階に上がり、目的のバス停へ。私は「ザ・ツインフィンホテル」に行きたかったので、The BUSの20番乗り場を目指しました。バス停がわかっていればGoogleのバス検索で路線も出てきますし、The BUS公式アプリの「Da bus(ダ・バス)」を使う方法もあります。目的地のバス停「Kuhio Ave + Paoakalani Ave」(クヒオ通り+パオアカラニ通り)までは、乗り換えなしで空港から1時間ほどかかりました。目安として、主要観光地のアラモアナセンターまでは30分ほどでした。The BUSは大きすぎるスーツケースがない人向けで、1回の乗車につき3ドル(2023年2月時点)かかります。おつりが出ないので注意しましょう。バスでの移動がメインの人は1日券のHOLOカードを購入するのがおすすめ。値段は最新情報を確認するようにしてください。(公式では1日5.5ドルとなっていますが、2023年2月時点は7.5ドルほどでした) 次の記事では、現地での過ごし方を紹介します!